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宮原 要
Transactions of the American Nuclear Society, 117(1), p.51 - 52, 2017/10
福島の避難指示解除の状況に応じた住民や自治体のニーズに応える原子力機構の環境回復に関わる取組について紹介し、国際的に関心のある方々に福島の復興が着実に進んでいることをご理解頂く。
中根 佳弘; 坂本 幸夫
Proceedings of 5th Specialists' Meeting on Shielding Aspects of Accelerators, Targets and Irradiation Facilities (SATIF-5), p.241 - 252, 2000/00
加速器施設の放射線安全設計に用いられる粒子輸送計算コードについて、線量評価の精度検証に適した実験値は極めて少なく、実験的な検証がほとんど行われていない現状にある。本研究では中高エネルギー中性子に対する線量評価の精度検証に有用な実験値を取得することを目的に、TIARAの40及び65MeV準単色中性子入射による平板ファントム内吸収線量分布を測定し、粒子輸送計算コードによる解析結果と比較した。また中性子束の計算精度を確認するため、U核分裂反応率分布も測定し、解析値と比較した。その結果、ファントムの最も深い位置で核分裂反応率及び吸収線量値は実験と比べて最大で33%及び18%の過大となったものの、そのほかではおおむね16%及び10%以内で実験値を再現できることを明らかにし、得られた実権値がベンチマーク問題として有用であることを示した。
富居 博行; 清木 義弘
デコミッショニング技報, 0(15), p.24 - 34, 1996/12
解体実地試験の放射線管理では、作業者の放射線防護とともに、将来の原子炉解体に必要となるデータを取得するため、日常モニタリングと切断で発生するエアロゾルの調査を目的とした特殊モニタリングを行った。本報告は、解体実地試験において集団線量当量が95%を占めた原子炉格納容器内解体作業における放射線管理データから、解体工法と集団線量との関連を解析した結果及び、切断で発生したエアロゾルの粒度分布や飛散率等の評価結果を示したものである。加えて、これらの評価・解析結果から、放射線管理面から見た原子炉解体における知見を述べる。
外川 織彦
JAERI-Data/Code 95-009, 35 Pages, 1995/07
チェルノブイル事故後の研究によると、事故後の都市環境における長期的な外部被曝線量率は庭や公園という屋外に沈着した放射性セシウムに起因することが明らかになった。時間に伴う沈着核種の下層土壌への浸透は、汚染表面からの外部被曝線量率の推定に重要である。2つの計算コードMLSOILとDFSOILは、未攪乱の農耕地における核種の浸透及びそれによる外部被曝線量率を推定するために、米国のORNLで開発された。都市環境における屋外に適用するために、MLSOILとDFSOILの変換と機能拡張を行った。また、原子炉事故時の評価に重要な核種に関して入力データファイルを整備した。さらに、拡張コードが意図した計算機能を有していることを確認した。
金森 信彦*; 古田 悠
Nuclear Science and Engineering, 36(2), p.238 - 245, 1969/00
None
古田 悠; 金森 善彦
J.Nucl.Sci.Engng., 30, p.261 - 267, 1967/00
被引用回数:2抄録なし
龍福 廣
Japanese Journal of Applied Physics, 5(10), p.910 - 913, 1966/00
被引用回数:4抄録なし
龍福 廣; 立田 初己; 城谷 孝
Japanese Journal of Applied Physics, 5(10), p.914 - 917, 1966/00
被引用回数:4抄録なし
佐藤 聡; 落合 謙太郎; 今野 力; 谷川 尚; 廣瀬 貴規; 榎枝 幹男
no journal, ,
ITERに設置し試験するための水冷却固体増殖材テストブランケット(TBM)ポート構造の運転停止後の線量率の解析を、モンテカルロコードMCNP5-1.40、核融合評価済核データライブラリーFENDL-2.1を用いて行っている。解析では、TBMポート周囲の部分モデルを用いて、運転中の中性子輸送計算と崩壊線輸送計算を直接1回のMCNPで計算するプログラムD1S(Direct 1 Step) MCNPで、運転停止後の崩壊線による実効線量率を求めている。今回、TBMのみから崩壊線を発生させることにより、TBM搬送時の実効線量率を計算した。運転停止1月, 1年, 1.5年後のTBM前面の線量率は、各々300, 100, 70Sv/hで、非常に高かった。また、運転停止1月, 1年, 1.5年後のTBM後面の線量率も、各々5, 1, 0.6Sv/hと高い値であった。今後、ITER全体モデルを用いて核解析を行う予定である。
松田 規宏; 三上 智; 中野 雅和; 宇野 騎一郎; 萩原 成朝; 山本 英明; 斎藤 公明
no journal, ,
原子力規制庁の委託事業「平成25年度東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の長期的影響把握手法の確立」において、福島県内の家屋に積算線量計を1か月程度設置し、家屋内の空間線量率測定を実施するとともに、設置期間中に、KURAMA-IIを用いた歩行サーベイを実施し、家屋周辺の空間線量率を測定した。本件では、家屋内及び家屋周辺の空間線量率測定を通じて明らかとなった居住環境における空間線量率の特徴を報告する。
安藤 真樹; 松田 規宏; 佐藤 哲朗*; 斎藤 公明
no journal, ,
現状の空間線量率の分布状況及び変化傾向を把握するデータを取得することを目的として平成23年度から平成25年度にかけて東日本の広い範囲でKURAMA-IIシステムを用いた走行サーベイ測定を実施し道路上1mの空間線量率マップを作成した。これまでの合計7回の走行サーベイの結果から走行サーベイの減少傾向は、放射性セシウムの物理減衰やサーベイメータによる地上測定に比べて減衰が早いことが観測されている。また、平成25年度の測定では、道路上の空間線量率減少が減速しつつあることを示すデータが得られた。
村上 冶子*; Sun, D.*; Oroza, C.*; 関 暁之; 三上 智; 武宮 博; 斎藤 公明
no journal, ,
本研究では、空間線量率のモニタリングの場所を最適化するための手法を開発している。それは、(1)セシウムの移動と分布に影響を与えることが知られている環境の条件にあわせてモニタリングの場所を変化させるためのガウス混合モデル、および(2)領域全体の空間線量率の不均一性を捉えるためのガウス過程モデルに基づいている。
村上 冶子*; Sun, D.*; 関 暁之; 武宮 博; 斎藤 公明
no journal, ,
この研究では、複数のタイプの線量率の測定値を統合し、福島第一原子力発電所周辺の線量率の時空間分布を推定する階層ベイズ法を紹介する。この方法は、隣接するモニタリングポストデータに基づいて空間的に相関する対数線形の減衰傾向と空間線量率の変動を分離することにより、線量率の時間的変化を組み込んでいる。